港町、守加護。クラブ[赤い靴]の支配人・備後は、ギャングのボス・手塩の情婦・マリに手を出したのがバレ、幻の殺し屋・デラ冨樫を連れて来なければ命はないと脅される。デラの居場所に見当もつかない備後は替え玉として、売れない俳優・村田大樹を騙し、主演映画を撮りたいとして連れて来る。
４作目の三谷幸喜監督の作品。映画のセットのような街。とゆーか、完全に映画のセットだよね。セットの中で語られる、やはり作り物（映画）の世界という不思議な二重構造。まあでも、だいたい予想していたことを超えるものはなかったケド、三谷監督作品の中では、ストーリがばらつかなかったかな。とも思ふ。「マジックアワー」とは夕暮れ時のほんの一瞬、世界が一番美しく見える瞬間のこと。人生は、ままならない。でも、たとえ一瞬でもジブンが主人公のように輝く瞬間がある。たとえそれが周りからは、作り物やコメディに見えたとしても。

雨降る丑三つ時にかごめ歌を聞いた女性が失踪し、銀の鱗が残される。巻き込まれた女子高生の楓。鬼太郎達は、千年の時を経て蘇った悪霊の仕業であり、その裏には、妖怪と人間との悲しい恋の物語があったことを知る。
2007の『ゲゲゲの鬼太郎』の続編。田中麗奈を見に行ったといっても過言ではないし、前回よりも何故か猫娘っぽくないふつーのかあいい田中麗奈が見られてよかったです。うん、かあいい。妖怪の登場種類をメインにやつに絞った分、ストーリとしては安定したけど、続編を作る程のものかってゆー感じの話ではある。

会社を一代で作った大貫が持病で入院した病院は、患者も医者も看護婦もクセのある者ばかり。交通事故で入院している少女パコ。我侭放題に生きてき大貫だったが、パコの優しさに触れ、毎日絵本を読み聞かせる。パコは事故の後遺症で記憶が１日しか持たない。大貫は、パコのために絵本をお芝居にしようと呼びかける。
下妻物語（見てない）嫌われ松子の一生　と同じ中島哲也監督の作品。松子を更にパワーアップしたような、すごい色調の画面。お話しの根幹はハートフルなのに、それを自ら否定するかのような、ジェットコースターのようなストーリ展開。デフォルメされたカメラワークと演出が続く。でも、何か泣けてきちったりしたのだ。パコちゃんがかあいい。結構好みが分かれる映画なのかも知れないケド、この監督にしか描けない世界があって、さわくんとしては好きです。秋の映画週間2/5

ケンヂは、ロックスターを目指していたが、今は実家のコンビニを継ぎ、失踪した姉の子供を育てている。同窓会で「ともだち」と呼ばれる教祖率いる教団が、ケンヂが子供時代に作った「よげんの書」そっくりの事件を起こしていることを聞く。謎を解こうとするケンヂ。「ともだち」は、ケンヂにテロリストの汚名を着せていく。
そー言えば、原作を読んではいないのだった。後から原作を映画の第一章のトコまで読んでみたりした。原作は原作、映画は映画と考えるさわくんにとっては、（ほぼ）原作通りに話が進む映画は、やはり無理が出てくるし、例えばマンガではおもしろいシーンでも、映画として見た場合はまた違ってくる。原作が長編なので、筋を追うだけで精一杯だし、盛り上がりに欠けてるかな。でも、常盤貴子も出てるし、第二章とかも見ちゃうのでしょうね。秋の映画週間3/5